Microsoft Cup ミニラグビー交流大会

200724日(日)

秩父宮ラグビー場 

Photo : ©ISM

 24日(日)、東京都秩父宮ラグビー場でMicrosoft Cup゚決勝の前座試合として

ミニラグビーの交流試合が行われました。関東地区代表として新潟県選抜U12が選ば

れ、中条JRSからは我孫子での大会に続きY君とF君、そしてスタッフとしてTコーチが

参加しました。

 

 対戦相手は九州代表の筑紫丘ラグビークラブジュニアスクールと関西代表の吹田

ラグビースクール。新潟は惜しくも勝利をおさめる事は出来ませんでしたが、強豪地域

相手に本当に素晴らしい試合を見せてくれました!

テキスト ボックス:  Y君より。

 僕が試合をして思った事は、新潟県は全国に通用するという事です。
 でも、九州や関西は、やはりレベルが高いです。
 九州や関西は、あまりステップなどをしていないので、みんなが低くタックルにいけば良いと思いました。
 あと、フォワードが早くボールの所へ行けば良いと思いました。
 関西や九州に引き分けや負けたのは、すごく悔しかったです。
 次にまたやれる機会があったらやりたいです。
 マイクロソフトカップでは、練習でやった事がだせたのでよかったです。
テキスト ボックス: 「 想 い 」
中条ジュニアラグビースクール  N ・ T
 
 昨年11月と今年2月のマイクロソフトカップにおいて新潟県スクール選抜U-12の一員として中条からY君とF君が代表に選出されました。Y君は誰とでも仲良くなり、すぐにチームに溶け込みました。F君はまさにチームのエース。チームの中でも一目置かれる存在でした。この経験を通して二人に芽生えたものは、Y君は「向上心」、F君は「自覚」だったのではないかなと感じています。
 今までF君は圧倒的な力がありながらもどこか脆さも持ち合わせていました。しかし、選抜での試合や練習を通して変化が見られるようになりました。選抜チームの誰もが
「アイツは凄い。アイツに回せば何とかしてくれる。」
という期待、そして
「F、F」
とみんなが慕い声をかけてくれる。その想いが伝わった彼には「自覚」が生まれました。プレーはより凄みが増し、顔つきが凛々しくなりました。中条ジュニアでの練習も休むことがなくなりました。

 Y君は11月の選抜初練習でプレーの違い大きなショックを受けました。
 練習後、監督のO先生から「左のスクリューパスをしっかり練習するように。」と宿題を課せられました。千葉県での関東大会まで時間は1週間しかありません。2日後の火曜夜練習で
「Tコーチ、今日はスクリューパスの練習だけしていいですか。」
とのこと。
「それはダメだよ。全体練習の中お前だけ特別扱いはできないよ。でももしお前がやる気だったら水・木・金といつでも練習に付き合うぞ。」
と伝えました。
 それから2日間、彼と二人の夜間練習が始まりました。ひたすらパスのみ。ヒントをあたえながら練習をしていく中でコツをつかんだ彼はみごと課題をクリアしました。
 「向上心」が彼を支え、その後の関東での大会と全国大会と活躍したのは皆さんご存知の通りです。Y君、F君の活躍は中条ジュニアの励みになりました。私はそれ以上に「心の成長」が何よりもうれしかったのです。
 彼らを含めほかの選抜メンバーも素敵な子供たちばかりでした。プレーで引っ張る子もいれば、ムードメーカーの子、普段は物静かでありながらグラウンドでは自分の役割を全うする子、団体行動をしっかりリードする子もいました。全国大会前日の夜はO先生が用意した算数のプリント学習。皆で教えあい全員が100点を取る事が条件のテスト。朝早くからの移動や日本選手権観戦、慣れない地下鉄で乗り換えながらの移動、組み合わせ抽選会等で疲れているにもかかわらず子供たちは何のその。この勉強会ではまた違う子がリーダーとしてみんなをまとめました。いろいろな能力がある子供たちの力をラグビー以外の場でも発揮させるO先生の指導はみごとでした。子供たちの結束もみごとでした。誰ひとりおごることなく「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」を実践していました。

 「ラグビーだけ強くなればいいのではない。ラグビーを通しての人間形成が大事。また、我々指導者もラグビーを教えるだけのコーチはいらない。ラグビー経験が有る無しに関わらずすべてのコーチが力を発揮できる環境作りも大事なんですよ。」
と教えて下さいました。
 2/4(日)快晴の下、秩父宮で新潟県選抜は大活躍しました。見事というほかありません。試合を終えた選手の姿を見て涙が止まりませんでした。悔し涙ではなく「本当によくやった。ありがとう。」の感謝の涙でした。あの日の出来事は一生忘れることはないでしょう。また今まで彼らと過ごした時間や景色は大事な大事な宝物として私の心に残りました。そして貴重な経験をした彼らはきっと大きく成長していくと思います。強さとやさしさを持った男になると確信しています。

 ラグビーは素晴らしい。笑顔、涙、勇気、痛み、信頼、協力・・・ひとつの言葉では言い表せないまた他のスポーツよりはるかに多くのことを経験できるスポーツです。
 私自身も昨年11月と今回の2回もコーチ兼マネージャーとして参加させていただき貴重な経験をしました。子供たち、保護者の皆さんや関係者の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。O先生、Uコーチ、ありがとうございました。特にO先生には往復の新幹線を含めて2日間時間をともにさせていただき、いろんな事を教わりました。私の財産になりました。ありがとうございました。
  そして中条ジュニアの子供たち、スタッフ、保護者の皆さん、ありがとうございました。以前に私の先輩でもあり、中条ジュニアのコーチである方から「育ててくれたラグビーに恩返しをしなきゃいけないぞ。」と言われたことがことがあります。今回の経験を中条ジュニアでも生かし子供たちやスタッフがよりよい環境でラグビーができるように、また中条ジュニアがラグビーを通した人間形成の場となるよう努力し、育ててくれたラグビーに恩返ししたいと思います。

 選手もコーチも今回の大会を通じて本当に沢山の事を学んできました。

 Y君・F君が新潟県選抜でプレーできたのも、日頃から一緒に練習している中条ジュニアの仲間たちがいたからこそだと思います。

 この経験を是非みんなに伝えて欲しいですし、中学生になっても私達の仲間でいてくれると嬉しいですね。

 

 Y君、F君、そしてTコーチ、本当にお疲れ様でした!

 

 尚、当日の様子がコチラで紹介されています。

  http://inews.sports.msn.co.jp/rugby/topleague/news/2007/20070206-1561.html

テキスト ボックス:  K君より。

 去年11月19日、この日が新潟選抜最後の試合だと思っていました。でも試合の結果がよく、2月4日マイクロソフトカップミニ交流会に出ることになりとてもうれしかったです。
 選ばれてから練習を2回しました。その中でセンターの練習のクロスがむすかしかったです。練習は走りまくってつかれました。
 当日。とうとう2月4日の試合の日が来ました。試合の前にも練習をしました。練習を終え、入場練習をしました。
 秩父宮のグラウンドに立ててとてもうれしかったです。入場練習がおわると人がどんどん入っていきました。さらに人の数できんちょうしました。
 試合は九州と関西とします。九州と関西の試合をみて九州の4番がものすごく強かったです。
 九州と関西の試合は8対1で九州が勝ちました。次は関東対関西でした。Y君が初トライしてスクリーンに大きく映っていてすごかったです。ぼくも1トライしてうれしかったです。試合は2対2で引き分けでした。

 2試合目は九州対関東でした。ぼくは、九州の4番のに抜かれました。ものすごくうまいステップでびっくりしました。でもタックルもちゃんといけたのでよかったです。ぼくは、この試合で2トライできてうれしかったです。

 結果は6対5で負けました。あと2トライしてれば優勝で、惜しいところまでいって、とても悔しかったです。
 試合は1回も勝てなかったけど、ぼくにとって一生忘れられない思い出になりました。

新潟県ラグビースクール選抜 U12

22

Y君、F君共に1トライ)

吹田ラグビースクール(関西代表)

56

F君2トライ)

筑紫丘ラグビークラブジュニアスクール(九州代表)

 大会結果

 参加した2人には交流戦に参加して思った事を書いてもらいました。

 そして今回、スタッフとして参加したTコーチからも感想を寄せてもらいましたので紹介させて頂きます。

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